コラム こう見えても考えTERU!

【第3回】 僕の目指すダイビングショップ(2008.4.26)

僕はダイビングインストラクターの仕事に就くまでに2つの仕事をした。
1つはホテルマン(ほとんどの期間は営業マンであったが)。
もう1つはフィットネスクラブのインストラクターである。
この3つの仕事に共通しているのは、種類は違えどお客様に喜んで頂くことが大切という事である。そして、僕にとってはお客様に喜んでもらった時が一番やりがいを感じる。

魚の生態を知ることや、珍しい魚を発見した時も嬉しい瞬間であるが、それもお客様や一緒に働いているスタッフとその喜びを共有できるからこそ嬉しさが倍増する。
凄い仕事だと思うが、魚が大好きでも、僕は1人で魚の研究をしたりはできない。僕なりにお客様にどうしたら喜んでいただけるか考えたりしているつもりであった。

この何ヶ月か新店舗の設計をしていただくために、色々な建築デザイナーの方と会う機会が多かったのだが、最後は2人(正確に言うと2組)の方で本当に迷った。どちらの方も素晴らしいお店を考えてくださって決めるに決められなかった。人間的にも違うタイプで僕にとっては魅力的な方達であった。
結局、決めないことには先に進まないので決めさせて頂いたのだが、僕にとって今回お世話になることになったチームの方達の気持は僕の今までの考え方がいかに甘かったか考える良い機会となった。

他のダイビングショップに足を運んで使いやすいお店を研究してくれたり、僕達の参加したダイビングフェアに来てくれたり、細かい要望を聞いてくれたり、家の建築ということを超えてダイビングとは?という所まで考えてくれた。
僕の「ありがとうございます」という言葉には『趣味ですから』とか『楽しんでいますから』という言葉をいつも返して頂いた。
一緒にいると明るく楽しくそして、最高に素敵な家をデザインしてくれ、この方達にデザインしてもらいたいと心から思えた。

今でも僕の大切な財産ではあるが、僕のつとめたホテルも言葉使い、お辞儀の仕方にはじまり、最高級の礼儀を厳しく僕に教えてくれたと思う。
しかし、真のお客様の立場に立ったサービスとは、そういった礼儀ができた上でどこまでそのお客様の気持になれるかということだと、改めてその方達と接していて思わされた。

ダイビングのお客様にも珍しい魚が見たい方、ゆっくり写真を撮りたい方、ただ水中を漂っていたい方、色々な方がいると思う。どんなリクエストにも、できるだけ対応できるように日頃から海の研究をし、お客様の立場になってガイドや陸での時間を過ごすことが本当に大切であると思うし、ダイビングショップのあるべき姿であると改めて気づかせてくれた。
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