コラム こう見えても考えTERU!

【第5回】 父を偲んで(2008.8.19)

2008年6月16日に私の父が亡くなった。
6月26日の社葬には沢山の方にいらしていただきあらためて御礼を申し上げます。

私は今年で33歳になるが10歳上の兄との2人兄弟で自分で言うのもなんだが、小さい時からなにかと可愛がられて育った。「甘えん坊の次男」のまんま育ってきた。父もなにかと私には甘かった。うちでは父が一番偉い存在で、父が右と言えば家族全員が右をむく環境であったが私の思いや夢にはいつも前向きに相談に乗ってくれた。

亡くなる前の約1年間は入院や退院を繰り返していたが、お見舞いに行くたびに「ここに来る時間があるならNANAのことを考えろ!」と私を叱った。でも帰る時には「来てくれてありがとう」と嬉しそうに言う父の顔が今でも忘れられない。

病院でいつもこれからのNANAの夢や構想を一緒に話してくれた。
学生時代はアメリカンフットボールにすべての力を注ぎ込んだ父は、最後まで熱い心を持っていた。今思えばもっとちゃんと聞いておけば良かったなと思うが沢山のことを父から教えてもらった。それは精神的なことであったり、経営的なことであったり、家族のことであったりと様々ではあるが心に残っている言葉が沢山ある。

父が亡くなった6月16日の日は私は月に1回ある予算会議でたまたま東京に行く日で あった。そして特に深い理由もなく前の日に会議の時間を30分早めてもらった。当日の朝も東京で朝ごはんでも食べようと思い、いつもより早く家を出た。会議にむかう途中、母から電話が入った。携帯の画面に「母携帯」という着信の文字を見た瞬間、すごく嫌な予感がした。父が急に息が弱くなってきたという内容に少し足がすくみながら病院に直行。車をとめて病室にダッシュした。私が到着して2分位で父は息をひきとったが、最後に心から「ありがとう」と伝えることができた。

前の日からのことを考えると偶然とは思えず、最後の父の強い思いが会わせてくれたのかななんて思ったりもする。

今は毎朝起きて1日の無事を見守ってくれるように父にお願いをして1日がはじまる。疲れているときはよく父が言っていた「疲れて駄目になりそうな時に歯をくいしばって頑張れ!」という体育会出身者そのままの言葉を思い出すと不思議と元気がでてくる。本当に不思議なくらい元気が出る!きっと父が力を与えてくれているんだと思う。きっと天国から見てくれているんだとも思える。

ただ、私の中でなにかひとつ今から願いが叶うのであれば、自分のお店を建てるくらい楽しみにしていた現在色々と動いているNANAの新店舗を見せてあげたかった。

きっと見たらすごく喜んでいたと思う。
ダイビングショップNANAは私の思いだけでなくスタッフの思い、自分のお店のことのように考えてくれる親友の思い、そして父の思い、みんなの思い の上に成り立っていると思う。

いつの日か天国で父と再会した時に「よく頑張った!」と言ってもらえるように、あたりまえだし、ありきたりの言葉になってしまうが頑張ろうと思う。
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