コラム こう見えても考えTERU!

最高な1日(2016.4.19)

「最高の1日」
3月の終わりにモルディブツアー、その後マリンダイビングフェアにて写真展、ガイド会LIVEと約2週間とてつもない勢いで日々が過ぎていきました。
これでしばらくはイベントごとも無くなりますので、葉山の海をしっかり潜ってガイドしていきたいと思っています。
いろいろと忙しくて、簡単にフェイスブックにアップすることしかできなかったのですが、4月6日に最高な1日を僕は過ごしてきました。
 
昨年の2月の終わりに葉山町長の山梨さん、葉山漁協の皆さんのご協力により葉山でのボートダイビングがスタートしました。
葉山でのボートダイビングは今までの葉山のダイビングの歴史の中では何回か話しがでては無くなった経緯があり、今回も話がでてから実現に至るまでは様々な障害がありました。
1番の障害はなんだったんだろー?って今考えると、それは漁師さんとダイバーの距離感にあったのではないかと僕は思っています。
「ダイバーは密漁をする」という考えを漁師さんは持っているから、ダイバーのことが嫌い、という想いをダイバーが漁師さんに持っていることが一番の障害だったのではないか?って今は思います。
だから自分を含めて、朝のマラソンの時もダイビングポイントに行く時もほぼ毎日漁師さんと顔を合わせるのに、知っている漁師さんに少し挨拶をする程度。
スタッフのみんなに「もっと挨拶しよう」って言ったところで自分ができていなんだからスタッフのみんなの挨拶だって中途半端。。そんな日々が続いていました。
そんな時に始まったボートダイビングだから、漁師さんから沢山の反対意見もでました。
20名くらいの漁師さんの会議に呼ばれて、町長とボートダイビングの説明をした時も「なんで潜らせるんだー!」とかいろんな声が飛び交う中、町長が一緒になってボートダイビングのことを説明してくださったり、端の席に座って不安そうに僕を見ている奥さんとすみえちゃんと犬ちゃんが見守る中、足の震えがばれないようにボートダイビングの説明をさせていただいた日もありました。最後は葉山漁協の組合長が「とりあえずやってみよー!」と言って
 くださり、そこから全てはスタートしました。
ボートダイビングが始まった日を今でも鮮明に思い出すことができます。
漁師さんも僕たちも全ては手探り状態。近くの漁師さん達も、はじめての光景を不思議そうに見ている方も沢山いました。
休憩時間に入ってはいけない場所というのがすごくシビアに線引きされていて、漁港の一番すみっこで小さくなって休憩しました。
そんな当初、ボートダイビングが始まったことを僕たちと同じ目線で喜んでくれて、なんにでも協力してくれたお客様に本当に感謝しています。
僕の意識はこの頃にちゃんと切り変わったんだと思います。
ボートダイビングに関わってくれている漁師さんとか関係なく、漁師さん全員にちゃんと挨拶しようと思えるようになりました。
「挨拶しよう」ってただ言ってるのと自分が先頭に立ってやりはじめるのって本当に違うことで、その頃からスタッフみんなの意識も変わったように思います。
なんか今までちゃんと挨拶もしたことのない漁師さんに、いきなりばっちり挨拶するのって意外と小さな勇気が必要だったりしたけど、ちゃんと挨拶するようになると、本当に関係が変わってきました。
「おはようございます」の挨拶に最初はうなずいてくれるだけの漁師さんの挨拶が「おはよう」に変わり、笑顔付きの「おはよう」に変わり、「今日は凪で良いなー」みたいな会話付きのおはように変わっていく、そんな変化を肌で感じられました。
挨拶は大事!って昔から言われてるし、自分も言ってるけど、この歳になって僕があらためて知ったのは、ただの挨拶と挨拶の奥の挨拶があることでした。
それからはボートダイビングの操船をしてくださっている、そうじさん、高野さん、たかしさんという3人の漁師さんは勿論のこと、沢山の漁師さんが話しかけてきてくれたりするようになりました。
休憩所にもパラソルや椅子を出してくれたり、時には獲れたお魚を分けてくれたりもしました。
 
そんなある日、僕たちスタッフが、アンコウを葉山で見たことが無いけど、漁師さんの網には入るから、絶対いるんだよなーというなにげない話から、アンコウ鍋も食べたことがないと話をした僕達に、今度アンコウが獲れたらアンコウ鍋作ってやる!と言ってくださり、ついにアンコウ鍋の会が4月6日に実現に至りました。
場所は葉山の漁港、その日はあったかくて気温も天気もばっちり!
いつもお世話になっている漁師さんの他にボートダイビングのボートを作ってくれる鈴木さん、ボートダイビングスタート当初から色々な手配や漁師さんと僕達との間に入って調整をしてくれる橋本さん、あとはナナのスタッフ、あと番外的に僕のガイド友達の長崎のたくちゃん。
17時から飲み始めて、アンコウの唐揚げにバーベキューにメインのアンコウ鍋!
美味しかった!
それよりなにより僕にとって1年前には絶対に実現しないけど、いつか実現したい!っていう最高なメンバーでの鍋の会!
何時間飲んだ頃なのかもわからないけど、足の震えた会議の話しとか、今だから話せる話しを沢山させていただいた。
解散して帰り道からの記憶は酔っ払っててほとんどないですが、帰ってきてからまたスタッフのみんなと奥さんと、一応長崎のたくちゃん(笑)と一緒にまたまた最高な気分の2次会をお店でして、みんなで飲みました。
心から願っていたような状況に今のメンバーで参加させてもらった、この夜を僕は本当に忘れないと思います。
きっとこれからも沢山の困難があると思います。
でも良い方向をしっかりと見つめて頑張っていけば、叶わないことってないんじゃないかなー?!と思わせてもらった素敵な夜でした。
ボートも新しくしていただいて、港にはダイバー用の休憩所もできました。
もっともっと快適で漁師さんとも良い関係で最高のダイビングスポットになっていけるようにスタッフ、家族みんなで力を合わせて尽力していきたいと思います。
 
  • ダイビングトリビア
  • 佐藤輝趣味の時間
  • 今日の海日誌
  • DIVINGショップNANA公式Twitter
  • DIVINGショップNANA公式Facebookページ